草刈り(その3)

ジーマミーの岡山濃厚農耕記

※このコンテンツは濃厚ノーカー(農家)、記者ジーマミーが綴るWeb屋から農家へ転身真っ最中ブログです。

肉体的スペックがショボい

腕を震わせつつ、30メートルを行ったり来たりして約100坪、雑草を3分の2ほどの草丈にしてると「ポーン🎵🎶」と町内放送から音楽が流れました。18時に流れるそうです。キリがいいので、明日から調子よく刈っていこうと車に戻ったら…。

キーが鍵穴に入りません!キーが震えてます!

やっとキーが入り、イグニッションをオン。エンジンがかかりました… んで次…

ハンドルが握れません!ってかベッジトリマーのハンドルを握っていた状態から動きません!フリーズしてます。

ハンドルのバーに親指を乗せてとりあえずは操舵できる… んで次…

ミッションレバーが持てません!パーキングから下に変更するときに押すボタンが押せません!

フリーズした両手をヒーヒー言いつつ、何とか運転して帰ってきました… どこが「効率的な農業」なの!? …うーん、、、PDCAなんて何処にもない… ノープラン。DCすら無い。アクション?ヒーヒーですやん…

まぁ多少M気味なので、肉体に鞭打つってのもいいかも……。

神よ。コレでしたか!

翌朝、想像通り身体が動きません。痛いです。手もパーにできません。用水が来るまでのリミットもあるし、何とか圃場までやってきました。予想通りヘッジトリマーのエンジンが掛かるまで数十分引っ張ってました。

やっとエンジンが掛かり、昨日、3分の1上から刈り込んだ続き「上から3分の2」を刈り込み始めました。かなり順調です。アクセルの加減や体の動かし方も慣れてきました。「バリバリー!」と割と太いセイタカアワダチソウも刈ってくれてます。この調子でいけば明日くらいには400坪全て刈ることできるのでは……。などとぼんやり頭をよぎってましたら、突然、、「ガリっ!!!」とバリカンの歯に硬いものが当たった様な異音が…。「タッ…っ。タッ。シュン!」とベッジトリマーのエンジンが止まりました…。

何度か引っ張ってみました。ウンともスンとも言いません。壊れてしまいました…。自分では直せそうもありません。100坪の3分の1、そして300坪全てを残し、稼働時間、約4時間。引っ張るのに1.5時間。実働2.5時間の役立たずめ。

コイツを車に乗せ、購入したホームセンターへ持ち込むと店員が「修理に2-3週間かかります。」と。それじゃリミットに間に合わない…用水が入ってくると粘土質の圃場では草刈りどころじゃなくなる……。どうしよう…。

デスカット!

「時間を買う」。資金があれば新たに購入するか代行業者に依頼する事ができますが、そんな資金はありません。こういうとき、殆どの業種やプロジェクトでのソリューションは「ヒューマンリソース」。要は「ヒトがやればいいじゃん!お前一人でやれ!」ですよね。わかりました、安い草刈り鎌買って人力で刈りますよ。

2,000円程度の長柄草刈り鎌を購入し、ベッジトリマーは修理に出しました。2019年6月中旬に修理から戻ってきた役立たずは、7月9日、この文章を入力時点、箱に入ったままリビングの隅で放置してます。

用水が来る予定日まで「残り4日」。残り300坪と100坪分の3分の1を鎌と人力で本当に刈れるのか!? いわゆる「デスマーチ」です。草刈りデスマーチですよ。

〈つづく〉

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