溝掘り(その3)

ジーマミーの岡山濃厚農耕記

地質調査と備前焼

水稲の土壌は粘土質が最適。ショベルを刺し、テコの原理で土を起こすと地上から5センチは雑草の根などで一般的な土と感じる層だけど、その下25センチは明らかに粘土。用水を含み出してるので重い…。陶芸に使えるんじゃないかと思う位の粘土。もしかすると400坪の圃場全てが粘土質の層なの!?

大阪にある古巣の会社でこの話をすると、コピーライターさんから「陶芸には田んぼの土はとても良いらしいですよ。瀬戸内市だけど隣は備前だから焼いて売ってみれば?いい器になるかも。」と半笑いでからかわれました。

確かにこの粘土で土団子作ったら少し前にSNSで話題になった「ピカピカで硬い土団子」は作れそうな気がする。

工数算出の結果がデスマーチ

この掘った土はかなり重いので掘った傍に土を置くんですが、ショベルで持ち上がらない…。筋力には自信がないだけに粘土の塊を両手で抱えて傍に移動するだけでヘトヘト。5個ほどそのルーチンをしてギブアップ。汗もダクダク。ディオで買った500ミリリットルのスポーツドリンクを2本飲み干しました。小一時間で1メートル位しか掘れてない…。

気が遠くなってきました。遠くに見えるイスカンダルには「田んぼの粘土除去装置」は無いのでしょうか!スターシャよ!「外周の溝掘り完了まで、あと139メートル」。ショベルでどうちろっていうのよさ!ジノコ無理のよさ!

やっと気付きましたよ…このピーピー野郎。

一旦車に戻りエンジンを掛ける。エアコンの冷ややかな風は、体感温度を下げる効果を持つボディスーツも相まってとても冷える。タオルで汗を拭きつつ「こりゃぁ… 計算したら後139時間かかるやん…」 暗算ができないのでスマホの力を借り24時間で割ると、不眠不休で約6日。日中4時間が限界なので、約36人日。マジですか…。ダメだこりゃ。少しずつでも。排水口のある1辺、30メートルは掘らないと今年どころか来年も畝を立てられない。水稲にするか?! 田植え、稲刈り、脱穀を人力でするのは一人では無理。では管理機、田植え機、コンバインを…。コストかかり過ぎ!粘土で陶器焼いて、ネット販売の売り上げを使って機械化の途。 釜無いし…。 詰んだかも。

ひと休み、ひと休み

うーん…。チマチマ掘るしか無いや。出来ることからひとつずつ。そうだよね。やるっきゃない!

車外に出て、ボディスーツを脱ぎ、シャツに着替え、運転席に戻る。アクセルペダルを踏んでコンビニへ。最近はコンビニにもイートインがあるので、缶コーヒーと練乳クリームフランスパンを買い、イートインの席に座り、脳に糖分を送る。有名な小坊主アニメの「ポン!ポン!ポン!」、木魚のビート。アニメではある程度のタイミングで「チーン!」と鳴るけど、鳴らないね。

こんな日は家に戻ってロラゼパムを投入してボォーッとゴロゴロしながらネットで情報集めよう。

コイツ大丈夫か、?

〈つづく〉

この記事を書いた人
ジーマ ミー

岡山濃厚農耕記、濃厚ノーカー(農家)記者ジーマミー。Web屋から農家へ転身真っ最中。

〜インスタのプロフィール〜
セミリタイア。「漁師とコンサル」なら「漁師」。岡山住民。日々適当に生きてます。農業するために気長に奮闘中、不定期にこのブログを間借りして近況報告中。主に、近所と畑と空をアップしてます。

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